当日会場では通常の月例会の通り、前回のノミネート作品を再度映写して作品に対する講評を実施しました。

その後、今回の提出作品からノミネート作品を選考に入りました。

フィルター未使用作品から展開（フィルター使用作品）した作品を見ますと、展開させた意図が十分わかります。状況（フィルター未使用作品）から展開するプロセスが浸透されつつあるのを感じました。

この方法を各自浸透させれば、作品創作において必ず有効に良い方向に向かうことと思います。

なぜならモチーフを見て、作品にするイメージをより拡大させ、同時に各種のフィルタ ー効果を、展開させた意図に合わせる力を発揮させることが出来るからです。

もっと簡単に言うと、例えば一輪の花があるとしたら、その花を撮るには ①光線条件の選び方 ②背景の扱い ③カメラアングル・カメラポジション ④焦点距離・絞りの選び方 ⑤副題の選び方 ⑥画面空間の入れ方 ⑦花の方向性等を考えイメージを描きますが、ここまでは一般的な花の撮影術です。

しかし、各種のフィルター効果を熟知していれば、独創的な作品に描くことが出来ます 。フィルターの効果によって、今までとは違った表現が可能になり、撮影者独自の思い 描いた作品力が発揮されるはずです。