第3回の月例作品で、私が審査しながら感じた事は、月例会の趣旨を把握しておらず、作品の出来栄えだけを競い合う月例作品と思っている節がありました。

前回のFTC写真コンテストの説明でも説明しましたが、月例会での作品は写真の技術的な観点を学び、その学んだことを作品創作に繋げる意味合いを持っています。

つまり、月例回は作品創作において基本から応用への展開を確りと身に付ける趣旨のものであると位置づけています。

従って本人以外の作品だけで無く、各会員の作品からもフィルターワークの的確さ、その使い方は正確かを講師の講評等で学びとって頂きたいと思っています。

良い作品・悪い作品を選択する眼、感性なども補う目的で知識を得て欲しいと望んでいます。今回の月例作品を見ますと、その趣旨を把握している人と、その意味が分かっていない人がいました。

改めて述べますが、月例会を把握している方は、提出された作品に随所にその趣旨が出でいて、実際に撮影を行った時に、それまでの月例会で得た情報を作品に取り入れています。

一方、反対に競い合う目的で提出された作品は、一向に上達していません。この点の趣旨を考えて月例会に提出する作品を創作して頂きたいと思います。